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自然について我想う
汗ばむくらいの気温で、とてもいい天気の一日でした。
このような日には、山や森といった自然の中に入っていきたくなります。
今日は、自然について考えてみました。(環境問題などの話ではありません)
自然には、まっすぐ直線的なものがなく、歪んでいたり、曲がっているようなものがほとんどです。
街を歩けば、全てが均一化され、規格化された、定規でビシっと線を引いて作られたような建物ばかりです。
森を歩けば、そのような木々や道はまずありません。
それこそが都市と自然の違いなのかなと思います。
僕はヨーガをするのですが、その中に木のポーズというものがあります。
片足で立ちながら、そびえ立つ木のように、大地に根を張り、空高く伸び上がっていくポーズです。
片足で立つので、当然のように、よろめきふらつきます。
しかし木のポーズです。木になりきることが大事なのです。
風が吹けば、木は揺れます。しかしだからこそ、風を受け流せる木は強いのです。
人間は揺れてはダメと考えすぎるあまり、体がカチコチになって風を受け流せません。
つまり、揺れに対して抵抗しようとするのです。だから、ふらつきすぎて、なかなか型が決まらない・・・
それは、つまり自然に反した状態、不自然だからなのです。
自然は強く、不自然は弱い・・・
自然は揺らぎます。
自然は歪みます。
自然は曲がります。
不自然は揺らぎを止めようとします。
不自然は歪みを否定します。
不自然は曲がることを嫌います。
僕はものを作るときに、この不自然さをなるべく出さないように意識しています。
言うなれば、都市にあるような直線的で無機的なものではなく、森にあるような自然的で有機的なもの。
僕が作るものは、決して世間一般で言うような美しいアクセサリーや目を見張るようなジュエリーではありません、
でもそれでいいのです。
そのことを自覚した上で、いつもこれからも自然なものを作っていきたいなと思っています。
追伸:
一見、弱そうに見える自然が実は強く、一見、強そうに見える都市が実は弱いのではないかなと思っています。
そのようなことを思いながら、これから先の生き方を考えてみると、やはり僕は自然に近い生き方がいいなと思うのです。
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使用パーツ/珊瑚・シーグラス・貝殻・木・漆・陶器
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